TOPとっても役立つ健康情報50>特定健康用食品と栄養機能食品

「特定保健用食品」と「栄養機能食品」について、この2つはいったいどんなものかを説明します。あなたは「トクホ」と言う言葉を聞いたことがありますか?それは「特定保健用食品」のことです。いくつかの健康食品にはこの「トクホ」のマークが表示されています。

あるいは「栄養機能食品」として成分表示がある健康食品も目にします。これらはいったい、どんな食品なのでしょうか。表示のない健康食品とはどう違うのでしょうか。あなたが健康食品を選ぶときに、この情報を知っていると便利です。

またこのページの最後には、私が有名青汁の製造元へ「トクホ」について直接質問した記事もあるのでぜひお見逃しなく!あなたには最後まで読んで頂きたいと思います。

◇健康食品ってなに?

まず、あなたは「健康食品」って、何だと思いますか?よく耳にしたり、目にしますよね。文字通り、「健康にいい食品」のことでしょうか。「健康食品」と名乗るからには何か明確な基準、例えば法的な規制でもあるのでしょうか。

実は日本の法律では、あなたが口に入れるものは、「薬品」か「食品」かどちらかです。この2つしかないのです。「健康食品」と言う特別なジャンルは法的には存在しません。ですか ら、青汁も薬ではありませんから、法的な分類ではれっきとした「食品」なのです。

そして、あなたもよくご存知のビタミン類のサプリメントも青汁同様、法的な分類では「食品」です。薬として売られているビタミン剤と成分が同じであっても、分類上はただの「食品」でしかありません。

そしてメーカーが自社商品を「健康食品」と表現するのに何も規制はありません。どんな商品でも自分で健康に役立つと思えば「健康食品」と表示して構わないのです。ただし、薬ではないので、「○○に効きます」とか、「○○病が治ります」といった、効果・効能をうたうことは薬事法で禁止されています。消費者が薬と間違ってしまう可能性があるからです。

実はここが問題なのです。いかにも病気が治る、症状が改善する、そんな表現を広告に使った健康食品、サプリメントが多く存在します。これらは薬事法違反であり、当然指導が入ります。悪質なものには罰則規定があり処罰の対象となります。

健康食品と言われるものの中にはあまり健康には役立たなかったり、それどころか体に有害なものまであるかも知れません。特に数年前からの健康ブームに乗って数々の健康食品が登場 しています。私たちがそういった健康食品を購入するとき、その安全性や有効性を見極めるのはとても難しいことです。

そこで、国は「保険機能食品制度」なるものを整備し、消費者の安全と健康を守ろうとしました。この「保険機能食品制度」は、1991年に制度化された「特定保健用食品(通称トクホ)」と、2001年に制度化された「栄養機能食品」の2つから成っています。

この制度の運用によって、世の中に健康食品は溢れかえるほどありますが、その保健効果を表示出来るのは「特定保健用食品」のみであり、その栄養成分の機能を表示出来るのは「栄養機能食品」だけとなりました。

この制度は消費者の立ち場からすると、購入のときの大きな判断材料となります。これまでは販売会社やメーカーの宣伝や口コミだけを頼りに購入していたのですが、科学的、医学的な根拠についての信憑性は担保されていませんでした。

あなただって、いくらメーカーが効能や成分について「体にいいですよ、素晴らしい効き目がありますよ!」と言っても、しょせんは売るための誇大広告ではないか?そう疑ったことがあるはずです。

しかし、この制度によってガイドランが明確となりました。では、あらためて『特定保険用食品(トクホ)』と『栄養機能食品』の2つがどう違うのかを表にしてみました。

◇特定保健用食品と栄養機能食品

項目 特定保健用食品 栄養機能食品
どんな食品? ○身体の生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいる食品を言う。「トクホ」と呼ばれています。 ○消費者に対してその食品の栄養素と機能を表示している食品を言う。
表示の条件 ○食品の有効性や安全性について、科学的な根拠を示し国の審査をパスすることが条件です。 ○国が定めた栄養成分の規格基準に適合していることが条件です。トクホと異なり、国への申請は不要で審査もありません。製造業者の責任のもとで運用されます。
ロゴマーク ○審査をパスした食品にはトクホのロゴマーク表示が許可されます。消費者はそのマークを目印に購入することが出来ます。 ○ロゴマークはありませんが、細かな表示規定があります。
表示例 ○お腹の調子を整える食品です。

○血圧が高めの方に適する食品です。

○コレステロールが高めの方に適する食品です。

○虫歯の原因になりにくい食品です。
○栄養機能食品(カルシウム)
カルシウムは歯や骨の形成に必要な栄養素です。

○栄養機能食品(ビタミンC)
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに抗酸化作用を持つ栄養素です。

◇特定保健用食品では、以下の10項目の表示が義務付けられています。

1. 特定保健用食品である旨(条件付き特定保健用食品にあっては、条件付き特定保健用食品である旨)
2. 許可又は承認を受けた表示の内容(添付文書への記載でも可)
3. 栄養成分量及び熱量
4. 原材料の名称
5.内容量
6.1日当たりの摂取目安量
7.摂取の方法及び摂取する上での注意事項
8. 1日当たりの摂取目安量に含まれる機能表示する成分の栄養素等表示基準値に占める割合
(栄養素等表示基準値が定められているものに限る)
9.調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものはその注意事項
10.許可又は承認証票

2010年5月現在では941品目がトクホの許可を得ているそうです。

◇栄養機能食品では、以下の9項目の表示が義務付けられています。

1.栄養機能食品である旨及び栄養成分の名称
2.栄養成分の機能
3.栄養成分量及び熱量
4.1日当たりの摂取目安量
5.摂取の方法及び摂取する上での注意事項(注意喚起表示)
6.1日当たりの摂取目安量に含まれる機能表示する成分の栄養素等表示基準値に占める割合
7.調理又は保存の方法に関し、注意を必要とするものはその注意事項
8.バランスの取れた食生活の普及啓発を図る文言
9.消費者庁長官の個別の審査を受けたものではない旨
「本品は、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査をうけたものではありません。」と表示します。

現在、栄養機能食品の表示対象となっている栄養素は、ビタミン12種類、ミネラル5種類だけです。

以上、特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品について説明してきました。もっと詳しく調べればここにご紹介した以外にも、かなり細かな制約、規定が設けられています。

◇有名青汁がトクホでない理由は?

では、最後に青汁について調べてみた結果をご紹介します。青汁は特定保健用食品でしょうか。それとも栄養機能食品でしょうか。あなたはどっちだと思いますか?

正解は・・・・

いくつかの青汁がトクホの認可を取っています。でも、あまり多くはありません。私が2011年の1月に調べた限りでは、「DHCのケール青汁+食物繊維」、「満点青汁」、「キトサン明日葉花まる青汁」、「東京新薬のトクホ青汁」これらがトクホの指定を受けた青汁です。(私が知らないだけで、もっと他にもあるかも知れません)

案外、テレビのCMで有名ないくつかの青汁はトクホではありません。これはいった、なぜだろう?どうして有名青汁はトクホの指定を受けていないのか?

そこで私は、次に有名青汁の製造元3社に、トクホの指定を取っていない理由を直接聞いてみました。以下に各社の回答要約をご紹介します。(メールで質問、メールで回答をもらいました)

質問内容:「なぜ、おたくの青汁はトクホの指定を受けていないのですか?」

回答1:えがおの青汁 ㈱えがお(妻が飲んでいます)

トクホの指定を受けるには、研究結果報告、効果に関する資料提出、及びそれに伴う費用と時間がかかる。このトクホ申請にコストをかけるよりも、その分製品単価を抑え、品質やサービスにコストを回したい。また、自主的に公的機関を利用して製品の分析を行っており、安全性や品質には自信を持っている。

回答2:養生青汁 やずや(以前、妻と娘が飲んでいました)

トクホの許可を得るには個別に生理的機能や保険機能を示す有効性や安全性に関する科学的根拠に関する審査、許可が必要となり、膨大な費用と時間がかかります。このトクホにコストをかけるよりも、その分製品単価を抑えてお客様が長く続けることのできる価格設定にしたい。

また、トクホの指定がなくても、「昔から身体にいいと伝えられてきたもの」、「現代の食生活ではなかなか摂りにくいもの」、「伝統のある食品に光を当てる」  などの点を重視し、原材料や製造方法にこだわり、お客様に安心して頂ける商品をお届けする、と言う明確な企業ポリシーを実践している。

回答3:ふるさと青汁 マイケア(私が飲んでいます)

トクホの指定を受けている他社製品と比較して、品質や効果がどう違うか、と言うことは何ともお答え出来ない。他社の詳細が分からない。ただし、ふるさと青汁は栄養価、食物繊維ともに豊富な明日葉を原料にしており、農薬に頼らない栽培で国産の原料にこだわっている。

何かの薬のように効果、効能を紹介出来るものではないが、多くのユーザーの声を紹介し、ふるさと青汁の素晴らしさをお伝えしている。

以上が3社の回答でした。3社ともに共通しているのは、トクホの指定こそ受けていないものの品質には絶対的な自信を持っています。その自信の根拠は、これまでの販売実績であり、多くのユーザーの喜びの声、感謝の声です。

なるほど、積み上げて来た実績に勝る根拠はない、と言うわけで3社ともにトクホを申請する方針もないようです。これはこれで、すごく納得のいく回答でした。(たぶん、企業戦略として、トクホを狙うメリットが薄いと判断しているのでは)

以上、特定保険用食品、栄養機能食品についてご紹介しました。あなたが健康食品を購入するとき、トクホでもないのに効能をうたっていたり、栄養機能食品でもないのに有効成分を表示していたら、それは薬事法違反の商品です。インチキ商品かも知れないので、購入しない方が無難かも知れません。

■残念ながら『えがおの青汁』は2015年6月15日にて販売終了となりました。
*代わりに登場したのがこちら⇒『えがおの青汁満菜』
これ1杯で1日に必要な野菜350g分以上の栄養素を補給出来ます。

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