『子供の免疫力を高める方法』(藤田紘一郎 PHP研究所)と言う本を読みました。私なりに興味深いと思った点をあなたにもご紹介したいと思います。あなたのお子さんを免疫力の高い子供に育ててください。

・・1.子供を清潔過ぎる環境におかない

子供のぜんそくの原因は大気汚染、ストレスなどの複合的な影響があるため、まだはっきりとは分かっていません。しかし、大気汚染だけに限れば、もう何年も前から改善が進み、光化学スモックが問題なった時代に比べればずいぶんとましです。しかし、ぜんそくと言うアレルギー疾患は増え続けています。

その背景には、過剰なまでにきれいにする清潔志向が影響していると言われています。機密性の高いドアや窓、そしてエアコンで空調された生活の上に抗菌グッズが流行し、消毒、殺菌グッズも沢山使用されています。

こうして最近の子供たちは生まれたときから細菌やウイルスと接する機会が少ないために免疫機能が活性化されません。免疫機能は外部からの侵入者を認識し、特異的に反応するリンパ球を増やし、抗体を作らせる機能です。外部からの微生物と接していなければこの機能が高まることはありません。

子供の体や周囲の環境をきれいにすることは決して悪いことではないのですが、あまりにも過剰に行き過ぎると、子供も大人も免疫力が低下します。その結果、免疫機能が正常に働かずにアレルギー症を起こす原因の1つになっているのではないかと言われているのです。

あなたのお子さんについてはいかがでしょうか?

・・2.手や皮膚を洗い過ぎると逆効果

外で遊んで帰った子供に、毎回石鹸を使ってゴシゴシ洗い過ぎると皮膚のトラブルを起こすことがあります。特に殺菌効果のある薬用石鹸は要注意です。

私たちの皮膚には「表皮ブドウ球菌」や「黄色ブドウ球菌」など10種類以上の「皮膚常在菌」が存在します。これらの菌は皮膚の脂肪を食べて脂肪酸を作り、皮膚を「弱酸性」に保つ働きがあり、皮膚を酸性にすることで病原菌の繁殖を抑える働きをしています。なので、この常在菌を根こそぎ洗い流してしまうと、皮膚を守ってくれる働きまで失くしてしまいます。

お風呂で石鹸を使って洗うと皮膚常在菌の90%が流されます。しかし、普通にお風呂に入って洗う程度なら12時間前後で残った10%の常在菌が増殖し、元に戻ります。

しかし、洗浄力の強いボディシャンプーや殺菌作用の強い石鹸を使ってナイロン製のタオルなどでゴシゴシ洗ったり、1日に何回もお風呂に入ったりしていると、常在菌が元に戻れなくなるかも知れません。

皮膚常在菌がいなくなった皮膚は潤いのないカサカサ肌になります。そしてアレルゲンや微生物が侵入しやすくなり、アトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎などを引き起こします。

皮膚は約1ヶ月で新旧交代を繰り返し、新しい角質層を作り出します。洗い過ぎはこのサイクルまで壊しかねません。

・・3.抗菌グッズにご注意

俗に抗菌グッズと呼ばれるものが大量に出回っています。防菌、防カビ、防臭、防虫、などの効果がある製品です。台所製品から浴用製品、文具におもちゃ、建築材料から内装品までありとあらゆる抗菌グッズが身の回りに溢れています。

この抗菌グッズの抗菌剤によって皮膚の常在菌バランスを崩し、子供の皮膚にトラブルを起こすことがあります。もともと子供の肌は大人に比べて皮膚をガードする機能が弱く、ウイルスや細菌、微生物が侵入しやすいのです。更に皮脂量も少なく保湿能力も低く敏感です。

そこに殺菌や抗菌効果のある製品を使うと逆効果でアレルギー症を起こすことがあります。例えば抗菌加工のマスクを子供に使わせたら口の周りにアレルギー反応を起こしてアレルギー性皮膚炎になってしまった実例があります。

あまりに不潔なものはダメときれいにし過ぎると、子供はますますひ弱な抵抗力のない子供になっていきます。抗菌グッズの使い過ぎにはくれぐれもご注意ください。

以上のように、あなたが子供を可愛がるあまり、過度に清潔な環境にし過ぎたり、抗菌対策をやり過ぎると、あなたの子供が本来持っているはずの免疫力を弱めてしまい、ひ弱な体質にしてしまう可能性があります。どうぞご注意ください。

最後に、子供に限らず大人もそうですが、日頃あなたが口にするもの、食品と免疫力は深い関係にあります。免疫力の高まる食品を食べていると、病気をしない健康な体になります。

ぜひ、あなたと、あなたのお子さんのために、こちらを参考にしてください。⇒『免疫力を高める食品50』

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