TOPコラム集TOP>第18回 キューサイ青汁キャベツ事件

キューサイ青汁キャベツ事件と言うのをご存知ですか?

キューサイと言えばケールの青汁で有名ですが、そのケールの青汁に何とキャベツが
混ざっていたと言う事件です。

今回はとんでもない大失態を犯してしまったキューサイがいかにして立ち直ったか、
あなたにお伝えしたいと思います。

情報元はこちら

・・1.台風のせいでケールが足りない!


今から11年前のことです。2000年の7月25日、

「ケール100%を謳った青汁にキャベツを使用」

と言う記事がデカデカと掲載されました。

当時のキューサイ青汁と言えば

「うーん、まずい!もう1杯!」

と言う八名信夫の有名なCMで大ブレイクし、一躍全国区となり絶好調で売上を伸ば
していました。

当時、どのくらいキューサイ青汁が売れていたかと言うと、2000年2月期の売上高は
196億円、5期連続の増収増益を達成していました。

営業利益は28%を確保し、しかもこの数字は冷凍食品部門との連結での数字であり、
青汁単独では更に儲かっていたのです。

こうした勢いを背景に、キューサイは1997年に店頭公開し、99年には東証2部上場を
果たしています。

ところが絶好調だった2000年の前年、1999年9月14日、ケール栽培の拠点だった
九州に台風18号が上陸します。そして台風18号は九州全域に大きな被害をもたらし、
ケール畑にも深刻なダメージを与えます。

翌月10月7日、キューサイではケール不足を何とか乗り切るため、社内に対策本部を
立ち上げます。そして従来のケール契約農家だけでは絶対にケールが不足するとみて、
新たなケール調達先確保に奔走します。

10月18日には熊本県の農事組合法人とケール2000トンを2億円で栽培してもらう
契約を結ぶのです。

しかし、キューサイのケール不足はいっこうに解決できませんでした。熊本の農事
組合も当初の予定通りにケールを栽培、出荷することが出来なかったのです。

とうとう11月には販促用の無料サンプルを中止します。これは翌年2月末まで続きます。

そして、ケール不足は年を越して益々深刻化し、ついに2000年1月にはお客様への
製品出荷が出来なくなりました。

この最もケールが不足して、無料サンプル中止から正規の製品出荷が欠品となる
1999年12月7日から12月28日までの3週間、熊本の農事組合はケールの代わり
にキャベツを納品したのです。

確かにケールはキャベツの原種と言われていますが、見た目はかなり違います。
どうしてケールの代わりにキャベツを納品することが出来たのか?

それは、ケールが幼葉の状態で納品されるからです。ケールは幼葉のときはキャベツと
見分けるのが難しいのです。

こうして、台風18号によるケール不足から、「ケール100%の青汁」のはずが、
「キャベツが混じった青汁」となってしまったのです。

・・2.事件発覚と信用失墜


ケールにキャベツが混じったのは1999年の12月ですが、キューサイがその事実を
知るのは2000年6月2日に行われた熊本農事組合との話し合いの場でした。

すでに半年も経過していたのです。
そして、7月25日に新聞報道されることとなります。

キューサイ長谷川社長は、あくまでも熊本の農事組合が独自に行った不正であり、
キューサイ側はいっさい知らなかったと弁明しました。

ただ、一部にはキューサイ側も知っていながらそれを黙認し、出荷を優先させたのでは
ないかと指摘する声もありました。

仮にキューサイがキャベツ混入を知らなかったとしても販売責任を免れるはずもなく、
消費者からの信用はいっきに失墜します。

キャベツが混じった青汁は合計670トン製造され、全国40万世帯に販売してしまっ
たのです。

公正取引委員会からも、「ケール100%」としながらキャベツが混じっているのは
不当であるとして排除命令が出されます。

キューサイは、キャベツが混じったとされる1999年12月10日から2000年1月31日
までに購入したお客に対し、無償で新品を提供しました。その数、実に300万セットに
のぼりました。

しかし、当然のように客離れが進み、売上は急落します。
当初、2001年2月期の売り上げは217億円と見込んでいましたが、175億円まで
落ちたのです。

結局、キューサイが信用を回復するまでその後3年の月日を要しました。

信用と言うものは、築くには長い年月が必要ですが、失うときは一瞬です。

・・3.その後のキューサイ青汁


キューサイは、二度と同じような誤りを繰り返さないよう、徹底した再発防止策を立てます。

●そもそも台風によるケール不足に事件の発端があったことを重くみて、契約農家を
増やすと同時に在庫も従来の3ヶ月分から5ヶ月分に増やしました。

●キャベツとケールが見分けられるよう、ケールの特徴が分かる写真を現場に貼り、
また検査員を倍増しました。

●月に1回以上はケール栽培農家を訪問し、栽培状況を確認すると同時に農家との
コミュニケーションも強化することにしました。

●社内の経営体制も強化する必要があるとして外部重役制度や執行役員制度を
取り入れることにしました。

●京都大学と共同で、DNA鑑定を用いた原材料管理システムを開発することにしました。

こうしてキューサイは再発防止に努め、今日では依然として「ケールの青汁」として
愛され、多くのファンがいます。

結局、キューサイ青汁キャベツ事件と言うのは、一言で言うなら、キューサイが青汁で
売上を急激に伸ばし、そのスピードに社内の品質管理体制や経営体制が追いつかずに
起きた事件と言えるかも知れません。

そうした失敗があって、現在の品質があるのだと言えます。

むろん、今販売されているキューサイ青汁は栄養もたっぷり、安心して飲めます。

ただし、私的にはやはりケールの青汁は苦手です。同じようにケールはちょっと・・・
と言うあなたには、こちらがオススメです。

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